Knife

コンセプト

Knife(ナイフ) は、手書きの紙(カード)をデジタルで管理・活用するためのフレームワークです。
Knifeは画像認識技術により、カードの認識、切り出し、検索機能を提供します。
このフレームワークを利用してアプリケーションを構築することで、手書きカードによる直感的な入力、編集インタフェースを実現することができます。

手書きカードの取り込み・管理


Knifeを利用することで、デジタルカメラ・USBカメラを通じてカードを認識し、カードに書いてある内容やカードの位置などをデジタルデータとして蓄積することができるようになります。
また、蓄積したデジタルデータに対しては、カードをキーとして検索することもできますので、取り込んだカードをあとで参照したり、そのカードに対して追加情報を入力したりできるようになります。





手書きカードによるジェスチャーの認識


USBカメラを利用してリアルタイムにカードの位置を認識することもできますので、動かす、近づける、重ねるなどのジェスチャーに応じて挙動を変えるようなアプリケーションを構築することができます。



まだプロトタイプレベルのフレームワークですが、BEITEL、Inkpodと組み合わせた展開を考えております。


デモ

カードのリアルタイム認識と切り出し


Knifeを利用すると、USBカメラによる動画中からカード領域を識別し、切り出すことができます。
Knifeはフレームワークとしてこれらの機能を提供します。

特殊なマーカーを配置することでカード領域の識別を容易にしています。


デジカメ画像内のカードの認識と切り出し


デジカメであらかじめ撮影しておいた画像を取り込み、カード領域を識別、切り出すことができます。
  1. デジカメの画像を取り込み、その中のマーカー位置をアプリケーションに指示すると、カードと思われる領域を自動的に抽出します。


  2. 必要に応じて領域を手作業で調整します。


  3. カード部分を切り出し、保存します。保存したデータに対しては検索を行うことができます。




カードの検索


カードを用いて、既に取り込んである画像のリストから類似画像を検索することができます。
  1. 切り出し時と同様に領域を抽出し、その領域の特徴情報を収集します。


  2. 取り込んだ画像の中から、抽出した領域の特徴情報と思われるものを類似度順にリストアップします。これらの項目をクリックすれば、取り込んだ画像に対してデータを追加したり、参照したりすることができます。